「今の誰?」

「あぁ、ママだよ」

「そうか、か」

「あ、着いたよ」

「あぁ、ってデカッ!」 

普通の家2つは収まるほどの敷地にババンッと建てられた家・・・否、豪邸。

表札には英語で【KANNZAKI】と書かれている。

「ただいま」

『お帰りなさいませ』

そう、ドコからか、渋いお爺さんみたいな声が聞えたと思ったら、目の前の扉が開いた。

「さ、どうぞ」

「お、おぅ」

ココは、日本、だよな・・・