「何だよ」

「美奈ちゃんの・・・ずりーぞ!!」

「あの、美味しくないですよ」

慧は羨ましそうに、神崎は顔を青くして心配している。

俺は神崎を安心させるために、

「大丈夫だよ。旨かった」

と頭を撫でながら言った。

「あ、良かった」

安心したのか、顔の色が元に戻った。

「何々~どんな関係なわけ~」

「別に」

そう言うと同時にチャイムが鳴った。

「教室行くぞ」

ギャーギャー五月蠅い慧を無視して午後の授業を終えた。


「あの・・・」

「ん、どうした神崎?」

「ママが直接来て貰いなさいって」

「あぁ」

「忘れてた?」

「・・・少し」

「えー私、全然昨日寝れなかったのに・・・」

学校から帰り道、そんなことを言った神崎。

「何?楽しみだったの?俺との同居」

「っ///ち、違います!!」

「フーン。楽しみだったのか」

そう言って俺は、神崎の顎を指で挟み、持ち上げ。

耳元で・・・

「変態、美、奈、ちゃん」

「っ/////白石君!!」

「固まってたら追てくぞー」

「あ、待って下さーい!!」

可愛い、美奈は俺を追ってきた。