悪魔…
そういえばカイル遅い…、もう三時だよ?


「いつ来るのかな…」


「誰が?」


「悪魔のカイル……って、え?」


「俺を待ってたのかよ?」


カイルは、意地悪に笑った。


なななななんで?!

連は顔を真っ赤に染めた。

「いやー、やっと用事終わってさー…。なんか飲み物ない?」


「飲み物…?あ、ココアあるよ。」


私はなんだか嬉しくなった。やっと、やっとカイルが来た…。


「ココア?じゃあそれ頼む。」


「ちょっと待っててね」


私はパタパタとリビングに走って向かった。


「あれ…、お兄ちゃんいない…」


どこかに出掛けたのかな?