グッとタイミングです、帝さん。

帝さんがテーブルに戻ってきた。

「静香は俺のだから近づくなって言ったじゃん!」

ストンと帝さんは桜さんの隣に座る。

ああ、本当に彼女を愛しているんだな。

「帝、雫さんはあたしの話し相手になってくれたの」

すぐに言った桜さんに、
「まあ、別にいいか。

その間他のホストたちこなかったし。

雫ちゃん仕事戻っていいよ。

静香の話し相手どうもありがとう」

「はい、わかりました」

僕はテーブルを後にした。

チラリと2人に視線を向けると、その光景はベストカップルであった。