「最初は、グー、じゃんけん、ポン!」 掛け声と共に、私が前へ出したのは、勿論キングに言われたパー。 そして、そのパーの前にある、おじさんの出した手は…… 最初と変わらない、グー。 並んでた人が、おぉ、と少しどよめきました。 『勝った……。』 「おめでとー!もう1本ね!」 くるっとまた私達に背を向けてもう1本つめだすおじさん。 勝った……!勝ったよ! 自分の出したパーを見ながら思わず勝った喜びのままの笑顔でキングを見れば、 「くっ………ふふ。」