私ばっかりどうしよう、どうしようって数日悩んでいたのに。
キングも普通どおりだからそれでよかったんだ。
気にしなくて、良かったんだ。
もうやめ。
この意味の分からない問題は考えるの止めよう。
顔を左右に振って、立ち上がります。
再びリビングに戻って、すぐに視界に入ったキング。
さっきと同じ体勢から動いていなくて。
ベッタリと寝転がってソファーを占領しているから、私には少しのスペースしかない。
クーラーガンガンかかっているけれど、このまま風邪引いたりしないかな……。
風邪を引かれると困る。
看病しろ、って言われてこき使われるんだ!
近くに置いていた薄手のタオルケットを、さりげなくキングにかけます。
かけても、起きる様子がないキング。
すっかり寛いでるし……。
ソファーとキングの腕の隙間から見えるキングの顔。



