「私が告げ口した、とかは…、」



『言わない。言って欲しいなら言うけど?』



「まさか!」




思わず声を上げればクック、と笑うキング。

うわぁー……。



意地悪キング、復活、だ。



泣きそうになります。



『……大丈夫。菜月と俺は無関係。たまたま噂を聞いたってことで話つけとく。』

「そう、ですか。」

『うん。勝手に言いふらされたらこっちにとってはいい迷惑だし。』



「……。」