王様の、言うとおり







本当かどうか分からないけれど。



窓を開けない私と接触する為に、これを持って家に上がって来たと思われます。


仕方なく、フォークを二つに増やしてソファーへ。




『……どうぞ。』

「どーも。」

お皿を置いてフォークを差し出せば笑顔で受け取ったキング。



その笑顔のまま……お皿を持ってひとり占め。

パクパク食べはじめました。




『あぁっ!!ちょっ……!』

「ん?」

『ん、じゃない!』



それ、我が家に持ってきてくれたんじゃないの?




何でキングがひとり占めするの。

キウイを食べるキングを見れば、にやり、笑われた。



「欲しい?」


『……欲しい。』