はぁー……としゃがみこむキングにつられて私もしゃがみこみます。 『ごめんなさい……。』 「地図“さえ”もまともに読めないの。」 本当に申し訳ないです。 さっきから何も出来てない。 地図位……って思ったのにそれさえも間違ってた。 「……しかも。さっき菜月が右左にうろちょろしたせいで来た道分かんなくなったし。」 『え、』 キングの言葉に辺りを見回すと、懐中電灯は地面を照らされているせいで真っ暗。 唯一見えるのは……星ですか。 って星を見ている暇は無くて。