王様の、言うとおり




「そ。」



左へ進みます。



この道を行けば、廃校になっている学校が見えてくるはず……。


な、のに。



「―――……まだ?」



どれだけ時間が経ったかは分かりません。


だけど、10分位は歩き続けていると思います。




その間、お互い無言だったのですが。



さすがにおかしいと感じたのか、キングが口を開きました。



既に道は砂利から草むら、みたくなってきていまして。


道じゃないんじゃ……?と不安になってはいましたが。



『もう少しで着く……はず!先生も結構時間かかるって言ってたから。』