王様の、言うとおり




起きるに起きれない……タイミングが分からなくて、とりあえずもう一度寝ればいつの間にかこの時間も終わってるかな?とか思ってみますが。



さっきの絵美ちゃんの勇気を振り絞っただろう行動に他人の私の気分が上がってしまい、もう眠れそうな気がしません。



とりあえず目を瞑ったまま心の中でキャーキャー騒いでいましたら。



「……寝たフリ下手。」



キングの低い声と、タオルケットが軽く剥ぎ取られました。



『ぁ……。』


埋めていたタオルケットを奪われ開いた視界におもいっきり入り込んでくる周りの明るさ。



眩しくて目がチカチカします。


その奥でこっち横目で見ているキング。無表情です。



黙って、目の前に差し出された水のペットボトル。


飲め、と言うことでしょうか。