王様の、言うとおり




そうだよね。やっぱり好きな人が怪我をしたら気になるよね……。



だけど、言い終わる前に口を開いたキング。

絵美ちゃんは、ピタっと口を閉じて、次のキングの言葉を待っているみたいです。



「……春日さん起きちゃうから。静かにして。」



……。

「ご、ごめんね……?」

トーンを落とした絵美ちゃん。

私は、キングが私を気遣ってくれた事に驚き、内心パニックです。


あのキングが私を気遣ってる……!



ドクン、と体が脈打ちました。



“春日さん”と、キングが私の名前を丁寧に呼んでいる事にも驚きです。



人前だから当たり前と言えば今は当たり前ですけど。

ごめんなさい、絵美ちゃん。



協力どころかこんな所に寝転がって邪魔をしてしまい!