王様の、言うとおり




隣に座っているのは、亮平くんじゃなくてキングなんだ……。


そして、そのキングに話し掛けているのは……絵美ちゃん。

これは、絵美ちゃんにとって美味しい場面なのでは無いでしょうか……?



マンガ的に考えてしまいますが。

こうして、ビーチのテントで二人きり。

……私がいますが寝てるので関係ない事にして。



せっかく二人で話しているのに、ここで私が起きてしまえば雰囲気ぶち壊しなんじゃ……?


それに、ここで起きてもキングと気まずい。



ダメだ、起きては!


もう一度、目を閉じます。



「そっかぁ。せっかくだから入れば良いのに……って、手首どうしたの?」

……手首。



絵美ちゃんの言葉に、思い出すのは昨日の光景。