王様の、言うとおり



いつの間にか、眠っていたみたいです。



すぐ隣に、誰かが座っている気配と、話し声。

亮平くんかな……お水、持ってきてくれたのに寝ちゃってて悪かったな……。



お礼言わなきゃ。



ゆっくりと目を開けば、前は白いバスタオル。

顔を埋めるようにして眠っていたみたいです。



と、



「高原くんは海入らないの?」

ハッキリと耳に届いたその声に、目を見張ってしまったのが分かりました。

「……止めとく。」



数時間ぶりに聞いた、キングの声。