「だって、ねー?」
と意味の分からない同意を得ようとする越谷さんに、私は無性に帰りたくなる。
……もうパフェは良いから。
なんで通路側じゃなくて一番内側に座ってしまったの。
出るためには奈留ちゃんに通してもらわなきゃいけない。
でも奈留ちゃんはメニューに釘付け。
置いて帰る事がばれたら食べおわるまで待ってなさいって言うはず。
まずココを通してくれそうにない。
「話長くなりそうだし、先に頼んじゃえば?」
黙って会話を聞いていた奈留ちゃんが突然私の傍にあった呼び出しボタンを押した。
ピ、と確かに押したことを知らせる音が鳴った後、店員に知らせるための音が店内に響く。
押した奈留ちゃんはまた、メニュー表に戻る。
長くなりそうだしって、私とキングの関係を長々と話せと!?



