淡々と言うなぁ。 「そんなに嫌だったんだ。森田と祭りに行った事。」 「は?」 「それで怒ってんだろ。」 「……違う。」 顔を上げた煌の視線は、時計へ。 俺はそれが原因だと睨んでたんだけど。 違うのか? 「……あの祭りには、俺と行ってた。途中ではぐれたけど。」 「へぇー。」 煌と菜月ちゃんがねー。 大方煌が菜月ちゃんの弱みを人質に取ったか脅されたかだろうけど。 じゃないと菜月ちゃんからは絶対にお祭りに行こう、なんて煌に誘わないだろう。 「……森田と会ったなんて、聞いてない。」