吃驚してあたしは起き上がる。 「...桐島」 「朝練から教室行ったら、鞄はあるのに青空はいないから」 絶対ここだと思った。 そう続けて屈託の無い笑顔を見せてくれる。 青空と呼ばれる事に、 他の人には見せない笑顔を見せてくれる事に、 あたしの心はドキドキして忙しい。 「どうしたの?最近来てなかったのに」 あたしの横に座って桐島はあたしの顔を覗き込む。