あたしと桐島が付き合い出した夜は本当に穏やかで、まるで世界が止まったみたいだった。 嬉しくて嬉しくて。 あの夜の空を見た人はたくさんいたはずなのにまるであたしと桐島だけが見たような、 そんな想い。 これからの世界は明るいはずで楽しいはずで とにかく楽しみだ! .......と意気込んだもののそれもすぐに打ち破られる。