俺は厚保也の額に唇を寄せる。

 厚保也の額に滲んだ汗…舌で少し味わう。


 「おい!?真…最近…ヘンタイっぽくねえ?」


 「ヘンタイ?って…いや…溺愛しているだけだ…」


 「溺愛ね……」


 厚保也は先に身体を起こす。


 「……言い方悪かったか?」


 「今まで…そんな風に言ったヤツ…居ないから…」


 厚保也は俺を上から見つめる。


 伏目がちな厚保也の瞳…

 長い睫毛が影を落とす。