「いや冗談だから」 「いいよ。別れよう」 あーあ、もう何を言っても 彼女は聞く耳を持たない。 どーすりゃいいのかなぁ。 「帰るね」 彼女なりの笑顔か 雑誌をしまい 引き攣った顔で俺に言った。 「いや、悪かったって」 「ううん、もういいの」 何が。 彼女は去っていく。 あーあ。 俺は途方に暮れて ポテトをむさぼる。