脱力っても恋愛。


私は公園に入り
低いブランコに
腰をかけて鏡を取り出した。

そしてポーチも取り出して
アイシャドウを分厚く塗る。

よし、オーケーだ。

ぶっちゃけ自分の変わりように
いちいち言ってもらわなくても良い。

いや言ってもらうに
嬉しいことはないけど。

でもなんかいちいち褒められて
律義に喜ぶなんてその人のために
可愛くなっているみたいじゃん。

…って、そうなのかな?私。
杉辺のために可愛くなろうと
しているのかしら?

そう考えると自分キモイ。