「仕方ないじゃん。なんか気分がスッキリしないをだからさ」 ゆっくりと気だるい空気を漂わせながら顔を上げた。 「朝から暗いねぇ」 まぁ、元気だしなよと、苦笑いしながら肩にポンと手を置いた。 由希は、アッサリした性格で必要以上に聞いて来ない方で、聞いて欲しい時はガッツリ聞いてくれるタイプ。 それはとても有り難く、居心地がよかった。