「恵里佳」 聡くんから肩をポンと叩かれた。 なに?って聞くと、ジッと顔を見つめられた。 「うん?な、なに?」 まるで、あたしの心の奥を見透かすような眼差しに思わず視線を反らした。 どうして、そんな人の心を覗くような瞳であたしを見るの? そんな瞳で見ないでよ…。