ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~

この日、あたしは、お姉ちゃんに電話して聡くんの部屋に泊まることした。


離れたくなかった。互いに抱き合ったまま眠った。



そして、翌朝。



聡くんは、迎えにきた奈緒さんと一緒に帰っていった。


お父さんが待つ街に。




別れ際、彼は言った。



「必ず会いにくる。だから、俺のこと信じて待っていてくれ」と。


あたしは、満面の笑みで言った。



「うん。待ってる。ずっと待ってる」と。