「よっ。よろしく…な」 それは、真夏の太陽が暑い日の出来事だった。 賑わうカフェで、姉と2人。待ち合わせに少し遅れてやってきたその人は 学校では決して見せないような、照れくさそうな笑みを浮かべて額に汗を流しながら姿を現した。 あぁ…やっぱり彼が好き。 そう思った…。