ストロベリーチーズケーキアイス・kiss~甘酸っぱい恋の味~


「お願い!!ゆうちゃん。きっと朝から何も食べてないと想うの」


「けど…」


「お願い!!恵里佳だけが頼りなの!!」



お姉ちゃんは、あたしの気持ちを知らないから、そんなことが言えるんだ。


知っていたら、多分、あたしには頼まなかったよね…?



お願いと、必死に頼むお姉ちゃん。



「……分かった。行くよ…」



断り切れなかった…。


「ありがとう。恵里佳。今度お礼するね」


そう言って電話を切ったお姉ちゃんに、どうしようもない罪悪感を感じた。