「と言うことで、僕は金澤聖(かなざわせい)。同じ生徒会メンバーだよ~!よろしくね!」 「はぁ…。」 「理衣子。明日からよろしくな。」 珍しく、花澤くんが笑顔で手を出してきた。 あたしはその笑顔に、ふにゃぁ~っとなって、花澤くんの手を掴んで握手した。 「いい子だな。」 そして、あたしの頭を撫でてくれた。 今の、花澤くん…素敵!! あたしは、一気に機嫌が良くなった。 「機嫌良くなった所で、帰るか…。」 あれ?