「マキ、今日はなんか元気ないね?」
また、ご飯を一緒に食べてる時、啓太がフトそんなことを言った。
「ん?そんな事ないよ?」
精一杯の笑顔で返す。
「…マキ、本当に大丈夫なのか?」
啓太につられてなのか、和也まで言い出した。
「大丈夫っ!
あ、啓太っ?早く食べないと私がもらっちゃうよ?」
「ダメー!!これ、最後の食べるのっっ!!」
「早く食べなー?」
啓太の心配も嬉しいけど、それでも今は気付かれたくはなかった。
「………」
和也からの視線に、答えることが出来なくて、私はただただ目の前のご飯を食べるばかりだった。
「ご馳走様でしたーっ」
「ごちそう様っ!!
あ、マキ!それ持ってくよっ」
持って行こうとしたお皿は啓太によってキッチンへと運ばれた。
「…マキ、ちょっと」


