「おはようっ♪」

「あ、華♪おはようーっ」


「「なんか久しぶりっ♪」」


「なんかハモったねー?」

「うん♪てか、ホント久しぶりだね、マキっ!」

「ね♪変な感じっ」


「ま、最近?和也くんばっかで相手してくれないしー」

「そ、それは華も一緒でしょっ?」


「その通りだけどねー♪

あ、今度Wデートとかしなーい?」


「お♪いいねっ」


やっぱり華といると落ち着く。


「やばっ!先生来たっ!!」

そう言うと華は席に戻っていった。

1時間目は…英語、か…



昨日の先生、どういうつもりだったんだろ…

英語の先生は内藤先生じゃないただの先生だけど、頭を支配するのは内藤先生。



「…酒井?私の授業には不満か?」

内藤先生に支配されている脳内に、いきなりハゲのあの先生が入ってきた。


「ゔわっ」


「…酒井、後で職員室!」

変な奇声を発したせいで放課後に用事が1つ増えた。


…はぁ…。
自分のバカさ加減に嫌気が差しつつも、1時間目が終わった。


「マキ、バッカだーっ!」