当時、お父さんの会社は不景気で借金を抱えながらだったが家族3人幸せに暮らしていた。
…そこに、とある話が持ちかけられた。
"300万投資すれば、今の借金は返せるくらいに跳ね上がるぞ"
今、冷静に考えれば嘘だということは分かるが、その時は冷静な判断がつかずにその嘘話にのってしまった。
もちろん300万も借金に加わり、更に会社経営は困難になった。
そんな時に信也ができかたことが分かってしまい、仕方なくお父さんの母に…いわゆるおばあちゃんに預けることになったのだと言う。
そして、その時から私の養子話は出ていたのだと言った。
当時仲良くしていた酒井のご主人、私のお義父さんにあたる人が話を持ち出してくれたのだと言った。
ちょうど酒井には跡取りの息子はいても娘はいない、とのことだったので、快く私を受け入れてくれた。


