先生と生徒



「先生っ」


「おぉ、酒井!どうかしたか?」


「相談にのっていただけませんか?」



「お、やっと話せる気持ちになったのか」



「…はい!」



「じゃあ場所変えようか」


とのことで、廊下にいた私たちは進路相談室へと移動した。


どれだけ自分の気持ちが言えるかは分からないけど、少しでもスッキリすればいいと思った。



「じゃ、そこ座ってな」


と、進路相談室について、イスを指を指し、先生と向かい合わせに座る。


「何から話そうか?

いきなり本題か?」


「じゃあいきなり本題で…」

和也、待たせてるしね…