「いつも何食べてんの?」 「適当?」 置き終わったようで、こちらを向いて話している。 「ダメじゃん?」 そう言うと私の近くに来て、 「んならマキが作りに来てよ?」 と耳元で囁く。 「んなバカなっ」 と和也の顔を見て、見つめあった瞬間。 引き寄せられるように、唇を重ねようとした。 ら、やっぱり邪魔者はいるもんだよね。 てか、和也の家なんだから当たり前か。 「…ん゙」 と、これまたバツの悪そうな顔をした和也のお父さんが扉の前に立っていた。