勢いよくドアが叩かれた。

二人揃って顔を見合せ笑い合った。


「邪魔者来ちゃったね?」

「二度あることは三度ある、ってその通りだったな」

「マーキっ!」
また声がした。



「うるさいから行ってくるね?」

ベッドから出ようとした時、少し腕を引かれて、

「早く、ね?」

そう言われ、唇が塞がれた。


「ん、了解」


少しばかり赤く染まった頬を冷やしながら、邪魔者もとい華のもとへ行った。







「どうかした?華っ」