「そんなの、分かってるよ」


私も和也の近くに荷物を置く。


「いい景色じゃね?」


カーテンを開けて、窓を眺める。


「わっ…本当」

私もすぐ近くに近寄って外の景色を見る。


まだ昼間。
でも、太陽の光が海にあたって、反射してすごくキレイ。


「……?」

窓を眺めていると視線を感じた。


「…キス、していい?」


「//ど、どうぞっ?」

いつもは聞かないくせに…

いつもとは違う和也の仕草にドキッと胸は高まった。


バックにはキラリと輝くキレイな海。

熱く絡み合う視線と唇。

どんどん和也は私の口内を、心を、掻き乱す。


「んぁ…」

自分が自分でなくなる、幸せな時間。


「ベッド、行く?」