「……」


そういうこと、ね…


「んじゃ、今日は自由行動で、明日はサザーライアンで遊ぶってことで♪」


ホテルの部屋前。


「んじゃ、お風呂の時でも♪」

そう言うと、華は良くんと堅く手を繋いで部屋に入っていった。


そうだよね、もう高校生だもんね。
女同士で一緒、なんて…ないよね。

二人が仲良く部屋に入るのを見つめて、


「俺らも入るか」


和也の一言で部屋に入った。


…同室って、和也か…


「何、固まってんの?」


「べ、別にっ」


改めて緊張してきた。

今日は和也の家でもなく、邪魔される心配は…ない。



「今すぐ襲おう、なんて思ってないからさ」


和也は笑いながらベッドの横に荷物を置いた。