里菜side
春....この季節がやってきた。私の名前は松井里菜(マツイリナ)私は、普通は地元の中学校に行くんだけど、お母さんの推しで有名な頭がいい中学校に受験して見事、合格し入った。
今日はその入学式!
「友達できるかな?」
とっても心配..(泣)

そして、予定通り、式は終わり、学級会も終わった。



「里菜ーっおはよ」
「あっみきぃ!おはよ」
この子は一番最初にできた友達の中丸みき。
「ねぇ、かっこいい人見つかった?」
「ううん。ッてか私、彼氏いるし」
そう、私には六年生のころに付き合った彼氏がいる。
「え゛っ!里菜いるの?いいなぁ。でも、すぐ別れるかもよ。里菜を狙ってる男子いっぱいあるもん」
え?私を?
狙ってる....?
みきは、それだけ行ってダッシュして、教室へ行ってしまった。

当然、授業はほとんどが自己紹介。みんな色々な所からきているから、しょうがないと思うけど、つまんない。暇。
「名前は東堂 駿(トウドウ シュン)
です。よろしくおねがいします」
その名前を聞いた瞬間、さっきまで前を向いていた体が突然、その人の方に向いた。
「かっこいい..」
思わずでた言葉..。
「里菜もそう思う?でもライバルはいっぱいいるよ」
みきが突然、話しかけてきた。みきがいったように、女子は東堂くんをジロジロみている。
「ヤバい かっこいい」
「きゃー イケメン」
と言った、黄色い声。
でも、本当にかっこいい。
“バチッ”
東堂くんと、目があった。
その瞬間、私は胸がきゅーっと締め付けられ、何もかも東堂くんに奪われていった....


これがあの『一目惚れ』だった