「美香ちゃんにはこれ以上、気を使うのはやめてほしい」
『春ちゃんに・・・?』
美香ちゃんは小刻みに震えていた。
怒ってるような・・・。
泣いてるような・・・。
だけど私は止まらなかった・・・。
「私にもだけど友達にも気を使うのはやめた方がいい」
「今の状態だと三人は友達に見えない」
『勝手な事ばっかり言わないで!』
美香ちゃんは泣いていて私はそれにきずいてやっとしゃべるのをやめた・・・。
『確かに私は気を使いすぎてるかもしれない』
『でも春ちゃんが言ったみたいに本音を言えば誰でも心を開いてくれる訳じゃない』
美香ちゃんはすごく怒ってて、自分のした事にすごく後悔した・・・。
でも一回言った事は取り消せない・・・。
美香ちゃんは泣きながら続けた・・・。
『言った本音が相手を傷つけたらただの悪口になるんだよ!』
『鈴木さんみたいに自分の思ってることをただ言えばいいわけじゃない』
『今みたいにどんなに春ちゃんが本音を言っても私は春ちゃんと仲良くなりたいと思わない』
私は何も言い返すことができなかった・・・。

