私は、沈みかける太陽を見て、帰る事にした。

 帰り道はもう薄暗くて、すごく静かだった・・・。


 マンションに着くと、駐車場にいる晃さんが目に入った。

 晃さんはどっかに行こうとしてるみたいで、もう車にはエンジンを掛けていた。

 すると、晃さんもこっちにきずいたみたいで、車から降りて手を振ってきた。


 けど私は手を振り返す事ができなかった・・・。


 私は急いで晃さんの前から逃げた。


 さっきまでこらえてた物が一気に流れ出した。


 自分が勘違いして期待してただけで晃さんは悪くないってわかってる・・・。


 それでも納得できない自分が余計に悔しくて、


 私は泣き崩れる顔を必死に隠して逃げた。


 ・・・。