部屋に入ってきたななちゃんのお母さんは、私を見てまた泣き出してしまった。

黄色のねこが落ちる。
「なな、今日ね、ななの友達がきたのよ」

泣きながら、お母さんは、私を撫でていた。


私はさっき、窓から外を除いていた。
ななちゃんの友達とは、さっきの子のことだろう。
赤いスカートのかわいい女の子だった。


ぽろぽろと泣いているななちゃんのお母さんの涙を、私は舐めてあげ、
お母さんの膝でゴロゴロすることにした。

少しだけ、お母さんが微笑んだ。

今日の食事が楽しみである。
にゃあー。





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