「だから、エレベーターではやめようって言ったじゃん」



あたしはため息をつく。



「でも、オレ昨日の夜におやすみのキスしてから、ずっと我慢してたんだよ」



ミライが拗ねた顔をする。



朝、昼、夜と挨拶のキスが日課になってしまったあたしたち。



「ってゆーか昼も禁止!!」



「ええーっ?!」



あたしの言葉にミライが悲鳴を上げた。



なんて、大袈裟か…