「高橋先輩…訳の分からないことやって
 ないでレジ打ってください…」


「訳が分からないだと!?俺は君の為だと
 思って!!やってることなのに!!」


「…はぁ、お客さん商品をこちらへ。
 えっと合計で400円になります。
 はい、ありがとうございました」


俺がこんなにもあたふたしてるのにも
関わらず留美ちゃんは冷静だ。
というか元気だ。


「…へ?調子悪かったんじゃないの?」


だから俺の一晩考え抜いた「愛クラッシャー」
を無視したと思ったのに。


「はぁ、ネジがぶっ飛んだだけじゃなく
 生まれたときからついてなかったんですね
 高橋先輩は。病院にいくことをおすすめします」


「俺はいたって正常だ!?ネジなんて飛んでないし
 それに病院も必要ないって!!」


ひどい!!この子ひどい!!呆れるほどひどい!!