「じゃあそういうことだ!じゃあな」


「あ…巧君!って行っちゃった」


カバンを持ち下足場に行き靴に履き替える。



「サンキュ、美奈。助かった」


「…別に」


校門を過ぎて歩いているときに巧君が
あたしに話かけてきた。


「なんだよ。気分でも悪いのか?」


「…別に」


「本当か?」


「…うん」