決してこの人が冷たいって訳じゃない。




何を隠そうこの人とは偽の恋人として
付き合ってる。…俗にいう虫除けってやつよ。



二年くらい前にひょんなことから
付き合うようになった。…もちろん
偽の恋人として。



「何なんだよほんと。俺を殺したいのか?
 精神的に」


「そんなわけないじゃない、愛しのダーリン♪」


「…俺、今日は休む。欠席の理由は
 頭と俺の心が痛くなってきたからだ」


「…冗談よ。ちょっときつめの」


「心を持たないロボットすらも
 殺せるような冗談はやめてください。
 シュワルツ何とかさんも顔が青ざめる」