シャツの胸元も叩けていた。


 その中は素肌……


 キレイな鎖骨…


 俺は目の毒だと思い…視線を逸らす。


 「早く…教室に戻りなさい」


 無意識に誘惑しているのか?

 計算して誘惑しているのか?


 多分…後者のような感じがする。
 俺よりも年下なのに…かなり魅力的な彼…


 「具合の悪い…先生…放って戻れないよ~」


 仲江君は耳元で囁く。


 「…俺は医者だ…自分の身体は自分で何とかする…」


 本能を理性で押さえつけて俺は必死に返す。