「僕の死刀が疼く ―如月(きさらぎ)が。」 長く鋭い槍の様な容姿に 先端が人肉を捕らえた時に しっかりと捕らえ 逃がさないよう食い込むように 先端の先に小さな鋭い刃が付いていた これがあの どんなに人肉を捕らえても 逃がさず喰らうと言われている 聢刃の如月殺しか。 そんな関心を抱いていると 俺の喉仏を狙っていた如月が 離れていくのを感じ取った 「憂くん、君なんて 僕に掛かればこの如月で ひと突きで逝かせられるよ それは君が 一番分かっていることだよねぇ 死に損ないの小鳥遊憂くん。」