「サニーちゃん銃持ってるね?」

「うん…」

サニーに取り扱いとか説明していた。

何なの。あのオッサン。

オッサンは意味的にはおじさんで私は言っている。

「何で色々オッサン知ってるの?」

「昨日の夜抜け出したんです」

「道理で色々知ってんだ。」

一つの銃を取り上げる。

知識がないから良し悪しは分からない。

「空っぽ、勝手に弄るな」

銃口をオッサンに向ける。

「私は…アイリスよ」

かっこよく決めたつもりだが
オッサンはちっとも驚きやしなかった。

「空っぽだ」

弾が入ってないので驚く要素はなかったらしい。

「勝手に扱うな…お前らは実戦組だ」

「実戦組?」

「要するにやられ役です」
リアルが飛んで来て私にさっきの短刀を寄越した。

「そいつを使いこなせるようになれば森に行ける」

鞘から短刀を抜き取る。

「ログ…的になってよ」

「的って何ぜよ…一手なら構わんぜよ」

ふぅと息をついてログは刀を抜き取り柄を握りしめた。

「アリス。いざ、尋常に」

「えっと…参らん?」

パーンと銃声が響いた。