「もちろん銃は必要だけどね…
君たちみたいなのにぴったりなのがあるよ」
埃を被った包みの中から現れたのは
普通の短刀とログが持っているのと同じような太刀。
「これが「蟲」に?」
「コイツを君たちにやろう」
手を伸ばそうとした瞬間に上に持ち上げられて
触れる事さえままならなかった。
「タダではない」
働くとかかなと思ったら
「その子僕にくれない」
サニーを指差してにっこり笑った。
「私には大事な人がいるわ。そこの空っぽならいないわ。」
空っぽってなんか私の名前みたいになってるし。
「この子は好みじゃない」
「私もおっさん興味ないわ」
「あ、あのオッサン」
「あぁ?…そうだったな」
あれ…リアルも「オッサン」て呼んだよね。
リアルにひそひそと名前を聞くと、彼の名前は「オッサン」らしい。
しかし、発音が少し難しく「オッサン」ではなく
サンは抜ける感じで言うのが正しいらしい。
しかし、本人もまともに言えないので「オッサン」になっている。

