この糸が切れない限りは
私が肉体からどんなに遠く離れても

死なないということなのでしょう。


唯、私は冷たいほど
冷静で清らかで静寂に満ちた
あの瞬間に

自らその銀の糸を切ることに
何の躊躇も感じていなかった

自分が居たことを思うと
恐ろしくも感じられたのです。