そして後ろを振り向いて
寝ているはずであろう
自分の形をした布団を確認すると、

私は自分の肉体に
引き戻されることもなく、

そんなショキングな出来事があって
自分の決めた課題のことは
すっかり忘れていたのですが、

どう言う風の吹き回しか
スッと無意識のうちに

ドアの方に向かって動いている
自分に気が付いたのです。

ドアの方へ向かって動いていった時、
どのように動いて行ったかと言うと、

正直足を使って歩いて行ったのか、
空気のように滑りながら

移動して行ったのか
はっきり覚えていないのですが、

多分両方であったような気もします。