それから暫くの間というものは、
寝ているときに

私は身体の浮上感覚を感じて
目を覚ますことがあった時でも

天井や上空まで上昇することはせずに、
唯ひたすらその時間に

その部屋のその場に
立ち上がることを

目差すようにしていました。

そうです、同時性
つまり別の世界にさ迷い出るのではなくて、

普通の人間がする様に
日常の中に目覚めることを

目差すようになっていました。